英国アンティーク、スターリングシルバーのハンドルをもつデスクセット。
格別に美しく古いデスクセットのご紹介です。
端部には豊穣の象徴、ホタテ貝のレリーフが緻密な表現で施されています。
付け根部分にはふっくらとしたアカンサスの葉つけられており、周囲を廻る細線にもポイントでアカンサスの葉が施されています。
全体としてクラシカルで、英国ならではの控えめかつ格調高い意匠にまとめられています。
ホールマークは非常に薄くなっており判別しづらいのですが、シェフィールドの王冠、スターリングシルバーを表すライオンパサントは判別可能です。
そしてライオンパサントの隣に楕円形の「Duty Mark」がみられます。この「Duty Mark」はシェフィールドにおいては1891年以降は付けられることがありませんでした。
(1952年と1953年は除く)
また、メーカーズマークはおそらく「T S」で、これは1808年創業の「Thomas Sansom」のものと思われます。
シルバースミスとしてナイフやペンなどの小物を中心に取り扱い、ウィリアム四世のロイヤルワラントまで受けたシルバースミス。
Thomas Sansomの活動は1850年代頃までですので、おそらくこのデスクセットのハンドルは1850年代より前のものと推測いたします。
なお、このようなルーペやペーパーナイフは、レンズや刃部分の消耗が激しいため、取り換えながら使われていることが多くございます。
今回ご紹介しているお品物も、レンズと刃部分は後年に付け替えられたものと思われます。
その分、ハンドル以外に傷はほとんどなく、十分実用にお使いいただけるものと思います。
アーリーヴィクトリアンからの歴史と豊穣の象徴をもつ、銀のデスクセット。
それを使いこなす時間は、貴方の暮らしに深い彩りを添えてくれるのではないでしょうか。
英国アンティークの確かな佳品を是非お手元でご鑑賞ください。
Country:英国(シェフィールド)
推定製造年代:1850年代
材:スターリングシルバー、ガラス、金属
ルーペサイズ:長さ約15.5cm レンズ部分直径約5cm
レターオープナーサイズ:長さ約20.5cm
ルーペ重量:43g
レターオープナー重量:30g
在庫数:1セットのみ
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