ロシア正教会のイコン(聖画)から発展したといわれる、ラッカー塗りミニアチュール(細密画)。
ミニアチュールでは有名な町が4つあり、フェドスキノ、パレフ、ムスチョーラ、ホールイとなります。
その中でも一番有名なのが、パレフ塗り。パレフはイワノヴァ州にある小さな町で、昔からイコン製作で素晴らしい作品を世に出してきました。
1917年のロシア革命以降、宗教画を描くことが禁じられパレフの職人たちは、小さな箱におとぎ話や歴史物語などを描いて売るようになりました。
その後は箱だけでなく、アクセサリーなども作るようになっています。
木の繊維入りの特殊な紙を何重にも膠で重ねてからプレスし、何重にも塗り重ねニスで仕上げるため、陶器のような光沢に仕上がります。
教会内のイコンを長く保護するために考えられた技法です。
ロシアならではの民話やおとぎ話をモチーフとしたミニアチュールは、リスの尾の筆で描くという細かな表現で、古くから世界中を魅了してきました。
今回ご紹介するブローチは、美しい孔雀と花々をモチーフとしたもの。
伝統的な黒の背景に、鮮やかな色あいと極細の金彩で描き上げた芸術作品です。
大きさの割には軽く、独特の雰囲気が魅力のひとしな。
ゆったりしたニットのポイントにしたリ、ストールやスカーフ留めなどにもよさそうです。
纏う人のセンスを感じさせる、ヴィンテージアクセサリーです。
*ブローチ留め具はご使用可能と判断してご紹介しておりますが、現代のお品物と比べればわずかに操作性に劣ります。
Country:ロシア
推定製造年代:1970年代頃
材:パピエマシェ、金属
サイズ:約6.5×4.4cm
重量:10g
在庫数:1点
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